○
委員長(
加納孝彦君)
安友委員。
○委員(
安友正章君)
シルバー人材センターと言うぐらいですから、大体、結構
高齢化された方たちが今は
指定管理という形で、主に、私も何人かの人に聞いたのですけれども、基本的には施設を管理するお仕事をされているということで、今後、
行政改革プランでも稼ぐ府中市に向かっての
指定管理者の
見直しについては、私はこれからの府中市のある姿だと思っております。
そういった中で
指定管理者は、恐らく今後は、府中市は稼ぐ観光、
スポーツで稼ぐという視点で、
指定管理者を選定していくに当たっては、管理というよりも同時に運営という2つの力が働かないと、ちゃんと
指定管理者を出したとしても、要は、稼ぐことにはなかなか難しい経緯があるのではないかと思います。
そこで、現在の管理をされている人材の年齢が、これは府中市も
高齢化なので、かなり
平均年齢が高い層の人たちが管理をされていると。したがって、今後は府中市としても、稼ぐということを念頭に置くことは、
指定管理者の中にも若い世代の人材を登用することによって、運営というか、呼び込む、稼ぐという管理をしていかなくてはいけないと思っております。
したがって、ぜひ今後、今の3年間の間に、恐らくは次の
指定管理者の公募をするにしろ、指定を出すにしろ、そういった
指定管理者の人材は、
高齢者だけではなくて若い世代の人材もあって、初めて稼ぐ観光と、
スポーツで稼ぐという力になっていきますので、ぜひ、その辺は念頭に置いて
指定管理を考えていただきたいと思います。
○
委員長(
加納孝彦君)
後藤地域振興担当部長。
○理事兼
地域振興担当部長(後藤勝君) 今、
安友委員から御指摘いただいた点は非常に重要であると考えております。
シルバー人材センターさん、今、
平均年齢はもう70歳以上で、
高齢化が進んでいる中で、特に
上下運動公園については今後3年以内に
芝生グラウンドを整備いたします。
多目的グラウンドだけでなくて、周辺には
野球場もございますので、
スポーツの拠点として活発な活用も含めて、市内・市外、幅広い方に利用していただく、
スポーツ大会や
練習等で、9月議会では1万5,000人ぐらいを呼び込めるのではないかということもお話をさせていただきましたけれども、その実現のためには、施設の管理だけではなくて、例えばサンフレッチェ広島の選手を招いた
交流試合をやるとか、大学生の大会、練習を誘致するような、マッチメイクの
取り組みが重要になってくると認識しております。
そうした中で、他の地域等を見ますと、
スポーツコミッションの形で、若い方も含めてさまざまな団体が健康づくりであったり
フレイル予防であったりと、
スポーツ掛ける健康であるとか、
スポーツ掛ける観光といった観点で、新しい
スポーツ振興を総括する組織体を形成している例もございますので、そういった組織を今後検討していきながら、また将来的な
指定管理の
あり方も含めて、前向きに検討してまいりたいと考えております。
○
委員長(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
岡田委員。
○委員(
岡田隆行君) それでは、幾つかお聞かせ願いたい、具体の問題ですけれども、府中市立図書館の
指定管理者の所在地、これは東京都にある
株式会社の図書館流通センターとなっております。県内を含めて地元での管理が難しいのか、あるいは、流通センターの仕組み自体が、県にまた移転があるのかもしれませんけれども、そのあたりのことについてお聞かせください。
あわせて、府中市立総合体育館並びに府中市南の丘体育館、これは広島市の企業体となっているわけですけれども、
候補者選定のポイントにどのようにかなっていたのかという点、この辺の指定に至る経緯をお話し願いたいと思います。よろしくお願いします。
○
委員長(
加納孝彦君) 近藤
教育政策課長。
○
教育政策課長(
近藤陽子君) 図書館の
指定管理者について、御質問をいただきました。
議案にありますとおり、今回、東京にございます図書館流通センターを
候補者として選定をさせていただいております。
東京が本社ですけれども、広島市内に中四国支社がございまして、支社が直接のこちらの事務の対応窓口となっております。ですので、図書館運営のノウハウは、職員研修などを通してしっかりと府中市の図書館にも届いている状況でございます。ですので、引き続き図書館の運営のパートナーとして協力・連携していくことができると思っております。
この場をおかりしまして、図書館の今後の運営について少しお話をさせていただければと思っております。
今回の公募に当たりましては、これまでの来館者を迎えて
サービスをするということに加えまして、コロナ禍にあって必要性を強く感じた非来館者
サービス、来館はしなくても
サービスを提供するということの充実としまして、電子図書館の活用や移動図書館車などアウトリーチ
サービスの充実、そしてまた障害者
サービスの充実についても提案を求めてきたところでございます。
その中で、プロポーザルの中の提案では、図書館や公民館での講座で電子図書館の利用拡大をしたり、SNSを活用した若者をターゲットにした広報強化、また本にスマホをかざして字を読み上げるといったアプリを今検証中でございまして、その障害者
サービスを新たに導入していこうということを検討していることなどで、今後の図書館運営の
可能性を示してくださいました。
そういった
可能性を実現することができる相手方だなというところで、
株式会社図書館流通センターを
候補者として選定したものです。ですので、今後も5年間引き続きパートナーとして一生懸命やってまいる所存でございます。
○
委員長(
加納孝彦君) 大
﨑地域振興課長。
○
地域振興課長(大﨑聡君) 府中市立総合体育館は、国際競技の実施が可能でございまして、各種イベントホールなど多目的利用もできる市内唯一の本格的な屋内
スポーツ施設でございます。
それから、また近くにございます南の丘体育館につきましても、総合体育館で大規模な大会等の際にはサブアリーナとして利用できる等、府中市の
スポーツ推進の拠点施設でございます。
今回の公募に当たりまして、市から大きく2つについて要望といいますか、提案を求めたところでございます。
まず1つ目についてですけれども、
アーバンスポーツや生涯
スポーツ、
フレイル予防といった新しい分野での自主事業の実施による
利用者層の拡大、キャンプinふちゅうなどと周辺地域の活用も含めた
スポーツ大会や合宿誘致など、さらなる自主事業の展開と、2つ目が、多様化する
利用者ニーズに対応した市民
サービスの向上、管理経費縮減の2つの視点で提案を求めたところでございます。現
指定管理者1社からの応募がございました。
この提案の中には、新たな自主事業といたしまして、
アーバンスポーツ体験会や
フレイル予防、認知症予防につながる新たな
スポーツ教室の実施であるとか、2部リーグにはなるのですけれども、広島のフットサルチームのキャンプ地としての誘致、こちらについてはキャンプinふちゅうとの連携が図れると思うのですけれども、あとは、ICTを活用いたしましたオンライン施設予約や、ビッグデータを活用した人流分析による利用促進活動などの提案を評価いたしまして、シンコー
スポーツ・ベッセルテクノ
サービス共同企業体を
候補者として選定したものでございます。
○
委員長(
加納孝彦君)
岡田委員。
○委員(
岡田隆行君) 最後に1つだけ。
回っておりますと、市内の中の多
目的広場や
ゲートボール場などがありまして、例えば除草作業などでとても大きな負担がかかっているというお話を聞くこともあります。これまで多分、府中市においてもこの辺で補助してほしい、支援してほしいということが、入っていたのではないかなと思いますので、どのような声が届けられているのかということと、それに対する改善の見通し、あるのかどうかという点について、最後お聞かせください。
○
委員長(
加納孝彦君) 大
﨑地域振興課長。
○
地域振興課長(大﨑聡君) 今回、公募でなく、指名の
指定管理施設におきましても、
指定管理者募集要項に基づきまして指定申請書の提出をいただいておるところでございます。その提出書類の中に、収支予算書であるとか
運営管理費の提案書などがございまして、そのいただいた提案の中に
指定管理料の提案額もいただいたところでございます。
指名の施設におきましては、これまでと同額での御提案をいただいている施設が多いのは確かでございますけれども、新たに業務を追加したものにつきましては、
光熱水費、その辺も過去のデータを見ながら、上限額をふやした上で提案していただいておるところでございます。
指定管理施設につきましては、通常の委託業務と異なりまして、決められた業務を仕様書どおりに行うのではなくて、
指定管理者は施設の
管理運営を包括的に任されているので、その中で経費の削減を図るため、独自の工夫をして効率的に
管理運営を行っていただいておるところでございます。
除草作業など大きな負担でございますが、
指定管理の業務に含まれているものにつきましては、
指定管理料の中でやっていただくことをお願いしておるところでございますが、ただし、
指定管理業務の内容に含まれていない部分、例えばイノシシが来て土を掘り起こしたり、大雨によって土砂が流れてきたという突発的なものにつきましては、別途、復旧作業を委託契約して行っている状況でございます。
業務内容につきましては、引き続き
指定管理者等と協議しながら進めてまいりたいと考えております。
○
委員長(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
加納孝彦君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。
〔挙手する者なし〕
○
委員長(
加納孝彦君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。
続いて、討論を行います。
討論はありませんか。
〔討論する者なし〕
○
委員長(
加納孝彦君) なければ、本案を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
委員長(
加納孝彦君) 起立全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
○
委員長(
加納孝彦君) 次に、議案第81号「府中市の議会の議員及び長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する条例の一部改正について」の件を議題といたします。
本案の概要について、
提案者からの説明を求めます。
豊田総務部長。
○
総務部長(
豊田弘治君) 議案第81号、府中市の議会の議員及び長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する条例の一部改正につきまして、市議会の議決を求めるものでございます。
公職選挙法の一部改正により、条例で定めることによって
選挙運動用ビラの
公費負担が可能となるものでございます。
公費負担の上限単価は、1枚につき7.51円、上限枚数は市長が1万6,000枚、市議会議員が4,000枚となるものでございます。
慎重な審議をよろしくお願いいたします。
○
委員長(
加納孝彦君) これより、本案に対する質疑を行います。
質疑のある方は、順次御発言を願います。
岡田委員。
○委員(
岡田隆行君) これは、公選法の一部改正でこういうふうに条例化していくわけですので、質問といってもなかなか中まで入り切れないかもしれませんが、3つほどさせてください。
1つは、市長と市議で上限単価が7.51円、これは同じですけれども、上限枚数が1万6,000枚と4,000枚と、4倍、4分の1になっております。この根拠、果たしてどうでしょうかね。
そして、2つ目は、例えば上限単価や上限枚数の作成費の限度額が市議の場合だと3万40円とあります。上限枚数が4,000枚とされているわけですけれども、例えば単価が5円と下がれば、基本的にはもし3万40円というのが生きているとすれば、大体6,000枚の作成が可能になることにはなりますが、4,000枚というのが生きるのだろうかというところ。
最後、3点目ですけれども、
公費負担を受ける場合の手順、例えば見積りなどが必要なのかどうか、作成の原稿、選挙用ビラの提示が必要なのか、そういう段取りについてもお聞かせください。
○
委員長(
加納孝彦君)
切原総務課長兼
選管事務局長。
○
総務課長兼
選管事務局長(
切原秀隆君) まず1つ目のビラの枚数の根拠ですけれども、これは、公職選挙法にそういった上限枚数が規定されておりまして、それによっているものでございます。
それから、2つ目のビラの単価が下がったら上限3万円何がしの金額の中で枚数がたくさんつくれるのかでございますが、これも枚数が、上限が法定されていますので、そこが最高枚数ですので、幾ら作成単価が下がっても、枚数は4,000枚に変わりはございません。
それから、3つ目のこの事務にかかわる手順でございますが、細かいいろんな申請書なりをお出しいただくようになるのですが、まず大まかに申し上げますと、最初、
候補者がビラの作成業者とビラの作成の契約を締結していただきまして、それを選挙管理
委員会に届けていただきます。それをもとにして選挙管理
委員会が確認書というものを発行いたしますので、それをもってビラの作成業者さんといろいろやりとりをしていただくと。最終的に
公費負担枚数の上限額、4,000枚までのかかった経費について、
公費負担をさせていただくことになります。
○
委員長(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
土井委員。
○委員(
土井基司君) これで法定のビラの4,000枚を配れるように、今度からなるのですけれども、使い道ですね。使い方として、新聞に折り込む、それから街頭演説の際に聴衆に配布する、それから個人演説会場で配布、選挙事務所で配布、この4つしか基本できないと思いますので、個別に各戸の郵便受けに入れたりすることはできないと思いますので、そうなってくると新聞折り込みが現実的で最も有効な方法になってくるだろうと思うのですけれども、今までやっていなかったことですから、販売店もなかなか対応をどうしたらいいのかなというところもあると思いますし、周知活動、それから実際、こういう持ち込みがあると思いますのでよろしくお願いしますという
取り組みで、実際に販売店に持ち込んで入れてくださいというのが、主体がどこになるのか、その辺について、さっきの段取りの続きになると思いますけれども、お聞かせください。
○
委員長(
加納孝彦君)
切原総務課長兼
選管事務局長。
○
総務課長兼
選管事務局長(
切原秀隆君) 販売店への周知ですが、基本は文書をお送りして、御質問等、電話等で照会があれば、そういったやりとりをさせていただきたいと考えております。
それから、販売店とのやりとりは、基本的には立候補予定者と販売店で直に、幾ら持ち込んで幾ら配布していただくかについては、それぞれの
候補者でやっていただくこととなります。
○
委員長(
加納孝彦君)
土井委員。
○委員(
土井基司君) 販売店とのやりとりは
候補者でということですけれども、部数4,000部になると、販売店の、何新聞を使うかにもよると思うのですけれども、新聞を配っている戸数の単位って、どういうふうになってくるかがかかわってくると思います。部分的に、ここだけ配ってくださいが可能なのかどうかのところも含めての話になると思うので、それを
候補者だけで行うのはなかなか難しいのではないのかなと思うので、またその辺については、具体的なやりとりの中で御相談させていただきたいと思います。
それから、配れるビラの内容ですけれども、先ほど、事前に持ち込んでいただいて確認書を発行するということですけれども、市長選、市議選で、合わせれば二十数人の候補が、全員が配布すると、印刷するとすれば、そうなるのですけれども、内容をチェックするとなるとなかなか大変ではないかなと。私たち議員が公選法に精通していて、何も問題のない内容のビラを作れればいいのですけれども、なかなかそうもいかないところもあります。候補の方、新人は特にそういうことになると思うのですけれども、そうなってくると選挙管理
委員会の事務量がかなりふえるのではないかと想定されております。
現在、選管の職員は専従でおられるのは1人だけで、なかなか実際に、そういう候補として活動する立場としても選挙管理
委員会の機能が十分に働いていないのではないかなと実感しているところであります。
例えば12年間のうちに見たら、参議院選挙が4回、衆議院選挙が3回から5回ぐらいです。市長・市議選が3回あって、知事選が3回、合計でいったら13回から15回程度、もっと多くなることもあると思うのですけれども、1年に平均すれば、年1回以上選挙が行われているということ、それから投票率も下がっている状況の中で、選挙管理
委員会、かなり投票率向上の
取り組みもやらなくてはいけない、この間行われました衆議院選挙では、今まで形式的な違反については注意ぐらいで済んでいたところが、送検される例もふえてきているということで、その辺の選挙違反に対する相談に対応することで、物すごく業務が多岐にわたり、なおかつ、量がふえていくのではないかと思うのですけれども、選挙管理
委員会の人員を充実していく、あるいは、専門的な知識を蓄積できるようにする
取り組みについては考えられているのでしょうか、お聞かせください。
○
委員長(
加納孝彦君)
切原総務課長兼
選管事務局長。
○
総務課長兼
選管事務局長(
切原秀隆君) 特に、府中市が行う選挙、市長・市議選挙となると選挙期間も非常に短くて、委員さんが御心配のようなことも生じる
可能性はあるかと思います。
ビラの
事務手続も含めまして、いろんな立候補予定者の方の、例えば事前の書類の審査といったことも含めまして、今、選挙管理
委員会の専任係長とはほかに
総務課の職員を選管の書記に任命していますので、選挙管理
委員会と、それから
総務課職員が一体となっていろんな手続の審査なり、選挙事務に対応していきたいと考えてございます。
○
委員長(
加納孝彦君)
土井委員。
○委員(
土井基司君) ただ、
総務課職員が兼任でやられていることですけれども、その兼任の職員は自分の仕事があった上でのことです。選挙のとき、短期間にはなるのでしょうけれども、さっき言いましたように、投票率の向上であるとか、それから18歳に選挙権が付与されたことによる主権者教育であるとか、これから取り組まなければいけない課題がふえてくる中で、恒常的な業務をもう少し対応できるようにしていただきたいなと。
正直言いまして、選挙資金の報告を出しても何の反応もないのが今の状況であります。中身をチェックする余裕がないのだと思いますので、そこら辺、恒常的に職員が対応できる体制をお願いしたいと思います。
答弁が難しければいいです。
○
委員長(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
三藤委員。
○委員(
三藤毅君) 1点確認をさせていただきます。
この条例案の第6条、
選挙運動用ビラの作成の
公費負担でありますが、最後に、「第2条ただし書の規定を準用する」とあります。このただし書きがあることは、供託物没収点を下回る得票の場合は、
公費負担はないでよろしいですね。御確認をさせてください。
○
委員長(
加納孝彦君)
切原総務課長兼
選管事務局長。
○
総務課長兼
選管事務局長(
切原秀隆君) 結論から申しますと、委員さんがおっしゃるとおりでございます。
選挙用自動車に関しては、供託物没収点を下回る場合には
公費負担はないという条文がございまして、これをポスターの場合にも、それからビラの場合にも適用しますので、結論として供託物が市の所属物となるときには
公費負担はございません。
○
委員長(
加納孝彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに質疑する者なし〕
○
委員長(
加納孝彦君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。
続いて、議員間討議についてお諮りいたします。
本議案について、議員間討議を要求される方は挙手を願います。